2016 第1講座:茨城県つくば市 みずほの村市場(レポート2)

〇有限会社シュシュ山口社長の講義
農業を通して「ファン」を募るという目標から、シュシュの取り組みを語って頂きました。特に体験教室と地元農産物を使った加工品づくりには度肝を抜かれました。自社のスタッフが料理講師をするということは、消費者に農産物を伝えるという体験を通じて、いち早く伝えられる近道と考えます。自社ブランドの農産物加工品にも、競合店との差別化を計れる、素晴らしい取り組みだと思います。

〇株式会社村の駅瀬上取締役の講義
年間400回のイベントを実施されているとのことで、その数にビックリでした。そして、400回もイベントを行う意味が明確な目的に沿っているものでありました。
商品に対する時代の流れ 量→質→空間 つまり消費者に「豊かさ」を売る、これが400回のイベント実施の根本と聞いたときは、改めてイベントの重要性を感じました。
また村の駅のコンセプトを明確にしていて、それを実行することが消費者への約束を果たす重大な使命が伝わってきました。これは自分自身、翌日のワークショップにあたり、コンセプト作りの重要性と難しさを認識しました。

〇みずほの村市場高橋広樹研究部長の講義
興味深かったのが、消費者モニター会の存在です。従業員、生産者だけでなく消費者さんを交えて、意見交換やイベントの実施で交流していくのは新鮮でした。三つ巴の交流により、より多くの意見やアイデアを出し合える場は、お店の発展には近道であると感じました。そして、みずほの村の売り場を拝見させてもらったときは、改めて商品の鮮度と作り方が良いと思いました。これらの価値ある商品が売れる一端は、従業員・生産者・消費者が交えて実施しているイベントでもあるのではないでしょうか。

〇まとめ
各講義ともに興味深く、講義の間は吸い込まれるように聞き入ってしまいました。
「シュシュ」の取組については、特に六次産業化により数多くの加工品を開発し販売されている数量に驚き、どんなものでも商品にしてしまうエネルギーを感じました。
「伊豆・村の駅」の取組については、多種多様なイベントはもとより、イベントの取組数には圧倒されました。
「イベントの研究」については、集客のためのイベントのノウハウが事例も含めて論理的に説明がなされており、抑えるべきポイントが理解しやすかったです。
「みずほの村市場」では経営方針が明確であり、また、農業を産業にする目的が前面にでており、今まで見聞したことのない刺激的な内容でした。また、実際に売り場及び農場も確認できたことは非常に参考になりました。
全体をとおし、どの直売所にも根本には経営方針(理念)があり、それにもとづいて運営されてあると感じました。それを強く意識した店舗づくりが重要かと。また、各直売所の方と意見交換できたことも大変参考になりました。イベントの実施に際しては生産者が協力的な点等、産直が一つの組織として機能しているなと感じました。
農業から地域の発展等、さまざまなことに繋がっていると広がりも感じましたし、発展できる可能性が十分あることも感じることができました。あまりに内容が濃い研修であったため、正直、消化不良ぎみでありますが、できることから実践し、客数、売り上げの増加に活かしていきたいと考えています。