2016 第1講座:茨城県つくば市 みずほの村市場(レポート3)

〇私の気づきの点を箇条書きで報告

・改めて自店舗の問題点を再認識することができ、打開策のヒントを得ることが出来た。

・イベントのあり方、目的に応じた内容で展開する。

・お客様と共に楽しめるイベントが満足度を押し上げる近道。

・スタッフ一人ひとりがプレゼンターでありパフォーマーであること。

・商品力とは品質・価格に留まらず如何にアピール出来る舞台・演出が整っているかということである。

・イベント同様、商品の演出でその舞台のリピート率があがる。

・生産者とは舞台には欠かせない役者であり、情報交換しコミュニケーションを図ることでスポットライトを当てることが出来る。

・特に生産者とお客様の距離を縮めることで相互の声を意識できるようになる。

(生産者のイベント協力体制)

その他、多くの参考になる意見や手段を勉強させていただきました。今後、出来ることから実践していきたいと考えております。

〇講義内容で学んだ内容

【年間1万人呼ぶ体験教室の取り組み六次産業化の実践】

・農作物の旬を伝える、旬の食材を確保する為の栽培計画

・人生のイベントを活用し売上に繋げる(結婚、引き出物、ブーケ、法事のお供え)

・農家では収穫作業をイベント制を持たせて有料で集客(お金の匂いは、土のにおいで消せ)

・親子参加の料理教室 1コマ2h 40名を一人で担当 簡単なレシピで人気@2000~3000円

・野菜の食べ方試食などレストラン(有料の試食の場)で提案、帰りに買い物をする流れ。

・出来ない理由を探さず、出来る方法を考え実行する(明るく)

【年間400回のイベントを実践する繁盛直売所の秘密(PDFの資料あり)】

・食のテーマパーク、コンセプトを大切に日々実行していく。

・生産者をヒーローにする。ものがあふれるなか自店の直売所を選んで頂く(〇〇さんの○○を売る)

・吸引力のある商品で集客(THIS伊豆SHITAKEバーガー)直径8cmの椎茸のハンバーガー商品に魅力と話題性がありマスコミなどに取りあげてもらいやすい。

・イベントを組立てる際には、1人で悩むのではなく、スタッフ、生産者と一緒になって考える

(生産者からお客様に喜んでもらうという発想と自発的な行動が出て来て、生産者同士のつながりが出来る)

・コンセプトを細かく明文化し実行し続ける(続けない選択肢は無し

【ケーススタディから見るイベントの研究】

・生産者のプロフィールを確認(高齢化が進むなか後継者の有無、他店への出展状況など)

・生産者を育てる(農業経営者)

・常に自店の強み・弱みの分析・情報収集し対応策を考える

【みずほの村市場の考え方と季節毎のイベント】

・生産者勧誘にあたり、厳しい制限がある(みずほの村市場内で年間売上360万円販売するなど)

・1年のイベントカレンダー作成し(決算7月)年間不足商品、イベント使用の商品作付けを計画

・人気のイベントはもちまきだったが、怪我されるお客様が多く現在は行っていないが、餅つき大会後餅を販売・配布するスタイルに変更

【農家と消費者による交流イベントの実際】

・直売所を継続するにあたり農業従事者ではなく農業経営者を育てる、みずほの村市場内で指導し、卒業後みずほの村市場に出展できる生産者に育てる

・畑の現地視察(資料;写真あり)

・会員の制限が厳しく、新規生産者が増えていない為、今後準会員制度など検討されている。

〇問題点・取り組む課題  

・直売所の役割について農業従事者の収入アップと消費者との食を通じて橋渡し役になる(共通認識)

・共通する内容は、生産者様とコミニュケーションを重要視してる。

・消費者・生産者・スタッフに楽しい、来てよかった、参加したい、のイメージが残るように伝える。

・イベントは親子、孫で参加できる体験型の企画が集客増につながる。

・今後直売所を継続していくには、農業者を増やすのでは無く、農業経営者を増やす。

・店舗改善のアンケート実施にあたり、よってってのファンのお客様からご意見を頂く(良くしたい提案が出やすい(安易に実施するのは効率が悪い)。講義の中で実際行われている例として、ポイントカード会員様で年間10万円以上のお客様にご協力いただくなど)。

【研修後の取り組み等】

”生産者をヒーローに!”にするべく生産者の園地訪問し聞き取りを行う。POP作成の為、栽培方法、こだわりポイントなどを聞くなかで、神奈川県横浜市在住の若手の農業者を受け入れトマトの栽培指導を行っている、また未来の農業の為に活動されていることが確認できた。また農家さんの”畑のステージ”で目を輝かせながら”得意分野の説明”をしている姿を見た時、売り切ろうという決意が生まれました。

〇感想及び学んだこと

(1)山口先生

シュシュ様は地方創生の拠点になっており、地元の方々から愛される直売所であると思います。ゆりかごから墓場まで(婚活から冠婚葬祭、食育、6次産業化など)多岐にわたる取組みは、売れる直売所、売れない直売所の2極化が進む中で成長し続ける直売所のヒントがたくさんありました。

また先日お伺いした時の社員の皆様の目配り・気配りと笑顔が素晴らしく感動しました。山口先生の経営理念・コンセプトに共感した方が入社をされ、社員教育が徹底されていると感じました。

(2)瀬上先生

コンセプトの重要性を学びました。早速、翌週月曜にお伺いし、This 伊豆バーガーを頂きました。できたてできのこの旨みが凝縮されており行列ができる理由が分かりました。コンセプトに4つの柱を立て実践していくことを細分化していく手法は直売所の経営に関わらずすべての企業に当てはめて考えることができます。

今後当社で中期計画、年度ごとの実行計画、部門方針展開などを作成する際にこのフレームワークを活用させて頂きます。

(3)青木先生

多くの事例から学ぶイベントは、青木先生のコンサルタントとしてのノウハウが凝縮されていました。イベントには成功パターンがあり、直売所の規模や地域特性に合わせて組合わせていくものと想定して質問をさせて頂きました。

ただ成功パターンがある訳ではなく、それぞれの直売所のイベント担当者のやる気、能力に合わせて提案し、ステップアップしていくように指導をされていると感じました。

(4)みずほの村市場、店舗、圃場見学

店舗見学では、朝採れの野菜を試食し、とうもろこし、トマト、小玉スイカのあまりの甘さに驚き、どれもこれも美味しく家族に食べさせたくなったのでついつい野菜を大量に買ってしまいました。帰りの電車が重くてつらかったです(笑)。

また店舗の土間や自然光が入ってくる建物は人工的な匂いを消すように工夫されていると感じました。

圃場見学では、実際の畑を見る機会がなく貴重な学びとなりました。特にきゅうりの水分は水よりも体内吸収率が高いことには驚きました。農産物の品質を追求するコンセプトが詰まっている圃場と感じました。

(5)高橋先生

契約農家の条件は、日本で一番厳しいと思いますが、それが品質を維持する要諦であると思います。

経営として自立する農家を育成していくこと、新規就農支援をする研修制度など農業界にとって必要なことだと思います。農政の失敗が今の農業の衰退を招いたと捉えています。みずほの村市場の取組みが普及されれば政府が掲げる強い農業は実践できると思います。

(6)長谷川会長

直売所の学校を受講する前に、長谷川会長の書籍『このままでは直売所が農業をつぶす』を読み直しました。長谷川会長と以前お話しした中で貴重なお言葉を頂きました。

1.農業を産業にする

2.農家を経営者にする

3.品質を追求する

この理念を共有しよう。

メーカーとして農業・直売所にできることはまだまだ足りないと痛感してます。今回、長谷川会長の生い立ちから現在までお話し頂き学びが深かったです。

(7)ワークショップ

参加者の皆様からのイベント事例報告は興味深かったです。3グループに分かれてのコンセプト作りは、様々な意見交換を通し直売所の視点を手に入れることができました。

私たちのグループは、道の駅みなみきよさと様のコンセプト作りでした。途中、瀬上先生からのアドバイスもあり何とか発表までもっていくことができました。