2016第2講座:福岡県福岡市ぶどう畑、岡垣町ぶどうの樹(レポート1)

第2講座:福岡県福岡市ぶどう畑、岡垣町ぶどうの樹
テーマ「接客の極意、ここならではの従業員教育」

開催日時:2016年10月25日(火)~26日(水)
開催場所:福岡県福岡市ぶどう畑、岡垣町ぶどうの樹

10月25日(火)
・農産物直売店ぶどう畑、隣接する水耕ハウス視察
・講義1:
      ぶどう畑の接客術 
      ぶどう畑店長 新開玉子先生
・講義2:女性パワーの生かし方 
      ぶどう畑マネージャー 江頭匡治先生
・交流会(岡垣町ぶどうの樹)

10月26日(水)   
・講義3
      ぶどうの樹のおもてなし 
      ぶどうの樹代表取締役 小役丸秀一先生
・講義4
      岡垣町の農業と福岡県の直売所 
      やっぱー岡垣代表取締役 早苗泰博先生 
・昼食
      ぶどうの樹視察
・日本最大規模の直売所「伊都彩菜」視察

受講者24名

直売所の研修で他店にお邪魔する際は販売額や運営体制などについて伺うことが多いですが、他の直売所はどのように従業員教育を実践しているのか興味がありました。
弊社でも従業員にいかに理念に共感してもらうか、ノウハウを蓄積していくかが課題だっただけに『ぶどう畑』や『ぶどうの樹』のお話を聞くことができて大変参考になりました。

【講義を通して印象的だったこと、重要だと感じたこと】

講義1:ぶどう畑の接客術

ぶどう畑に入った時にとても居心地のいいきれいなお店だと感じました。飾り付けや陳列も繊細で温かい感じがしました。新開さんを中心とした6人の女性によって開設された農産物直売所ということで最初に感じた印象に納得がいきました。温かい鶏めしが記憶に残っています。
◇『都会の人の心を耕す』
◇近隣直売所と交流(バサロ)
互いに商品を委託販売
◇農家の母ちゃんのヘソクリの結集
◇1トンの梅干を漬ける
◇水耕栽培の温室が併設

講義2:女性パワーの生かし方

マネージャーの江頭さんの接客への考え方を聞いていると誠実な印象を感じました。情報の蓄積で今後に生かそうという意志を感じました。
また従業員の方がされた贈答用の飾り付けには驚かされました。
◇293日の営業で3億円
日曜・祝日は休み
◇営業時間は11時?18時
◇商品ファイルの活用
◇直売所の経営理念に共感できるスタッフの雇用
目的に向かって一緒に頑張る
◇商品を預かっているという意識
◇ボトムアップの情報伝達
マネージャーを通して情報共有
◇従業員教育にタイムテーブル
◇店舗は基本7人で回す 最低5人

講義3:ぶどうの樹のおもてなし

ぶどうの樹のおもてなしについての研修は前日の交流会から始まっていました。期待されるものを提供するのではなく、それ以上のものをサプライズ(感動)で提供する。それを実践していただいた交流会はたいへん賑やかなものとなり、みんなの心に刻まれました
そのような空間を提供していただいた小役丸さんをはじめ奥本さん、スタッフの方々ありがとうございました。
◇ブドウ園がバーベキューを楽しめる特別空間に
◇「どこにでもある田舎」ではなく『ここにしかない田舎』
◇献立ありき→材料ありきのビュッフェスタイル
◇袖のないシャツは売るまい
◇地域と一緒に潤うべし
◇カンファレンスしましょ

講義4:岡垣町の農業と福岡県の直売所

直売所研究会でお会いしていた早苗さんのお話しが聞けてよかったです。今回はお話のみでしたがまたお邪魔したいと思いました。
事業規模が愛菜館と近いことやスタッフの若い男性が来られていたことで親近感が湧きました。
売り上げ日本一の直売所と道の駅が近くにある中で黒字経営を続けられているのは立派だと思いました。
◇やっぱー岡垣は、肉・魚のテナントを含まず3億5千万
◇巨大直売所、伊都菜彩30億円、道の駅宗像20億円以上
◇個別宅配事業による移動販売
◇びわの葉茶

講義5:道の駅むなかたと伊都菜彩

伊都菜彩は二度目の訪問でした。どちらも沢山のお客様が来られていました。
宗像では空のショーケースばかりで沢山の魚介類が販売された様子が伺えました。
伊都菜彩では店長のお話を聞く機会を頂いて勉強になりました。入場制限や完売コーナーなど繁盛店だからの仕組みを伺うことができました。
◇オープンから9年
◇魅力は糸島のいろいろなものがあること
◇完売したコーナーで出荷情報を発信→リピーター向け
◇カゴがなくなったら入場制限
◇出荷者協議会が11ブロックにある。総会は11日かけて地区ごとで開催
◇野菜販売額トップは1600万円

最後に
直売所の従業員研修に的を絞った研修に参加できて大変参考になりました。愛菜館でも最近新規の従業員・パートを雇用したこともありますし、知識や技術の習得は今現場にいる人のさらなるスキルアップにも重要です。直売所で形態や規模は異なりますが『人の育成』を重要な構成要素として捉えられていることが伝わりました。
従業員にとって直売所での仕事が楽しいと思われる企業であること、企業理念に共感するスタッフの育成がお客様に支持される雰囲気と接客の提供につながると思いました。