6次化商品展示会

2018年5月31日
 直売所における6次産業化を経営面から検証すれば、たぶん3勝12敗くらい、大負けの世界である。理由としては、製造技術の未熟さに加え、原料供給の季節性、製造単位及び販売量の少なさ、在庫の山と賞味期限の管理など数多くある。しかし、ここにしかないプライベートブランドは、一般小売店と差別化するうえで欠かすことが出来ない。また、挑戦を続ける中で、規格外品の付加価値化に成功した手ごたえは、生産から携わっているだけに格別なものがある。
 全国直売所研究会では、そんな苦心の成果である6次化商品の展示会を年次総会に合わせて開催し、それぞれが開発の意図と商品を説明した。その後展示商品は本会が買い取り、興味がある商品の交換を行い、いくつかの商品は見積書の要請もあった。
 原料の受け入れから包装作業まで、1人の責任者が担当をする6次化商品は生産効率が悪い。委託製造をしても少ロットなだけに割高になる。高価格商品を販売するには「ストーリー」と「ヒストリー」を伝えなくてはならない。何も知らない消費者に分かってもらうデザインも重要だ。
 この展示会では、中身もパッケージも魅力的な商品開発が進んできたな、という印象が強かった。直売所は販路であるとともに、それを消費者に問える拠点である。会員からの商品には、生産者ならではの真心がある。消費者はその熱意に必ず気づくはずである。6次産業化の進歩はこれからが正念場である。

とんとん市場

とんとん市場
柿とアロニア(チョークベリー)の加工品


生産者の皆さんと6次化加工品の説明を行う「とんとん市場」清田雅人社長

生産者の皆さんと6次化加工品の説明を行う「とんとん市場」清田雅人社長